ボウリングが嫌い――そう感じているあなたは、決しておかしくありません。
僕はボウリング歴12年ありますけど、正直言うと「嫌いな人の気持ち、めちゃくちゃわかる」んですよね。
周りが盛り上がっている中、一人だけテンションについていけない。
スコアが低くて恥ずかしい。
そもそも何が楽しいのかわからない――そんな本音を抱えながら、付き合いで参加している人は実はたくさんいます。
まず最初に要点だけをまとめると……
- ボウリングが嫌いな理由は「接待感」「スコアの公開」「技術差」など多岐にわたる
- 嫌いでも隠している人は多く、場の空気を壊さないために「楽しんでいるふり」をしている
- 「苦手」や「身体的理由」を伝えることで、角を立てずに断れる
- 無理に盛り上がる必要はなく、観客に徹したり裏方を買って出たりすれば場を壊さない
- 嫌いな感情は「好き」に変わることもある
この記事では、ボウリングが嫌いな人たちのリアルな声や、周囲との関係を壊さずに上手く付き合う方法、そして必要に応じて避ける方法まで、実践的なアドバイスをたっぷりお届けします。
ボウリングが嫌いなのはおかしい?賢い付き合い方と避け方

ボウリングが嫌いな理由は人それぞれですが、大きく分けると以下のようなポイントに集約されます。
- 無理に盛り上がらなければならない「接待感」や社交的プレッシャー
- スコアが公開されることによる恥ずかしさや劣等感
- 練習投球なしでいきなり本番が始まる理不尽さ
- 周囲との技術差が可視化されることへの恐怖
- オイルの匂いや手の汚れといった不快感
まぁ、これだけ理由があれば、嫌いになるのも当然ですよね。
ただ、嫌いだからといって完全に避けられないのが現実。
ここからは、嫌いでも周囲との関係を壊さずに上手く付き合う方法を、具体的に解説していきます。
【全8項目】嫌いな理由をすべて挙げてみた
ボウリングが嫌いな理由は、驚くほど多岐にわたります。
リサーチ結果から判明した主要な理由を、詳しく見ていきましょう。
無理に盛り上がらなければならない「接待感」
ボウリングの最大のストレス要因として挙げられるのが、自分のターン以外も周囲のパフォーマンスを観察し、適切なタイミングで盛り上がらなければならないプレッシャーなんです。
なんていうか、これって結構しんどいんですよね。
- 周りと同じタイミングで喜んだり残念がったりする必要がある
- ストライクが出たらハイタッチ、スペアなら拍手といった「暗黙の期待」がある
- 自分がうまく行っていないのに人の成功を喜ばなければならない矛盾
- 投げた後のリアクションに悩む(どんな顔で戻ればいいのか分からない)
Yahoo!知恵袋では「あの無理に盛り上がらなくてはならないのは何故?ストライクってハイタッチするほどうれしいですか?」という率直な疑問が投げかけられています。
まさにこれ、僕も同じことを思ったことがあります。
スコアが公開状態になる恥ずかしさ
頭上のモニターで点数や結果が全公開状態になることに、強い抵抗を感じる人が多数います。
- 自分の恥ずかしい個人情報が周囲から丸見えになる
- 2桁のスコアは特に恥ずかしい
- 隣のグループからも見えてしまう
- 実験的な投げ方を試したいときに躊躇してしまう
正直、これは本当に辛いポイントですよねぇ。
「点数非表示オプションがあればいいのに」という声が複数確認されました。
アプリ連携で自分のスマホのみに表示できる仕様を望む意見もあります。
練習投球なしでいきなりスコアがつく理不尽さ
他のスポーツでは当たり前の準備運動や素振りがないまま、いきなり1投目からスコアに反映されるシステムへの不満も大きいです。
- 身体が温まっていない状態で投げなければならない
- 最初の1〜2投は特にコントロールが効かない
- 野球なら素振り、投球練習があるのにボウリングにはない
- かつては鉛筆でスコアをつけていた時代には練習投球があった
つまり、いきなり本番スタートなんですよね。
「練習投球を復活させてほしい」という要望は、年に数回しか行かないレジャーボウラーからも強く支持されています。
技術差による疎外感・劣等感
運動音痴や経験不足により、周囲との技術差が明確に可視化されることへの恐怖があります。
- ガターを連発すると周囲に冷や汗
- 「投げ方が面白い」「ヘンだ」とネタにされた経験がトラウマに
- 懸命にプレーしている姿が笑いのネタにされる
- 「楽しくやれば下手でもいい」と言われても、周りに迷惑をかける申し訳なさがある
発言小町では、「会社のボウリング大会を頑なに断り続けた」という体験談が共感を集めています。
とはいえ、下手なのは誰にも非がないんですけどね。
オイルが付く・オイル臭い不快感
レジャーとして参加する際に、手がオイリーになることへの抵抗感もあります。
- スマホや服に触るとオイルっぽくなる
- 仕事なら気にならないが、レジャーでは気になる
- ボウリング場特有の匂い
このオイル問題、地味にストレスなんですよね。
グループでの参加による気疲れ
職場や友人グループでの参加時の社交的プレッシャーも無視できません。
- 誰がいつどのくらいのプレイならどういうリアクションが適切か悩む
- ウェーイ系のノリが苦手
- 会社の二次会でのカオス状態
- 騒がしい集団と隣になったら最悪
カラオケみたいに個室じゃないから、居合わせた人とのトラブルもありえます。
さすがにそれは稀なケースかもしれませんが、気持ちはわかりますよねぇ。
レジャー派と競技派が混在する緊張感
超本気で練習している人が隣だと余分に気を遣う状況があります。
- ピリピリしたオーラが出ている
- 基本マナー以外の点でも気をつかう
- 返ってきたボールが当たるのすら気になる
- 逆にマナー無視の人の方が気が楽という逆転現象
正直、レジャーで楽しみたいだけなのに、隣が本気モードだとめちゃくちゃ気を遣います。
複数人で個人競技をやることへの違和感
「個人競技は文字通り個人でやるからいい」という価値観からの反発もあります。
- チームプレーではないのに複数人で行う矛盾
- 他人のプレーに興味が持てない
- ダーツ、ビリヤード、ゴルフも同様の理由で嫌い
- 「2ゲーム目やろうよー!」の言葉が嫌い
つまるところ、個人競技を集団でやる意味がわからない、というわけです。
これは価値観の問題なので、どちらが正しいということはありません。
嫌いだけど周りに隠している人も多いワケ
リサーチから、楽しそうに見える人の中にも、実は付き合いで参加している人が多数いることが明らかになりました。
なぜかというと、ボウリングが嫌いな人がその事実を隠す最大の理由は、「付き合いの悪さ」と「場の雰囲気を壊すこと」を恐れる社会的な配慮にあるんです。
「楽しんでいるふり」をする理由
やっぱり、場の空気を壊したくないという気持ちが一番大きいんですよね。
- 大勢で参加している場合、「楽しんでいない」態度は場を白けさせる
- 職場の親睦会や友人グループでの定番イベントだから断れない
- 新入社員が欠席することは「とんでもない」という空気
ボウリングは、友人や職場での「親睦を深める」ための定番イベントであるため、誘いを断ると「ノリが悪い」「協調性がない」と見なされることを恐れるわけです。
人間関係を維持するため
ボウリングそのものより「その場にいてみんなと時間を共有すること」が目的になっている場合も多いわけです。
- 飲み会の延長線上の社交イベント
- デートで誘われたから仕方なく
- 家族サービスの一環
結局のところ、人間関係を円滑にするための「必要悪」として受け入れているんですよね。
リアクション技術でカバー
嫌いでも、表面上は楽しんでいるように振る舞う技術を身につけている人も多い。
- ガターを出したときに「またか〜!」と大げさにリアクション
- ミスを笑いに変える
- ピンが1本残ったときに「惜しい!」と盛り上がる
- 内心では「早く終わらないかな」と思っている
誘ってくれた相手や、ボウリングを楽しみにしている人に対して、水を差すようなネガティブな発言をすることをためらうわけです。
「国民的レジャー」という認識
日本ではボウリングが広く親しまれているため、「ボウリングが嫌いなのはおかしいのではないか」という無意識の自己否定や、自分だけがマイノリティであるという感覚が、隠す動機につながります。
ただ、実際には嫌いな人も相当数いるんですけどね。
「嫌い」だと周囲にそれとなく告げる方法
ストレートに「嫌い」と伝えるのは角が立つ可能性があるため、「苦手」や「特定の理由」を伝える方法が推奨されています。
以下の表に、具体的な伝え方とその効果をまとめました。
| 伝える方法 | 効果・意図 |
|---|---|
| 「ボウリングはちょっと腰 (または腕)に負担がかかるから、 見学(または軽めに)で…」 |
具体的な身体的理由を挙げ、 「好き嫌い」ではなく 「健康上の問題」にすり替える。 相手も強く勧めづらくなる |
| 「私、本当に不器用で (運動神経なくて) みんなの足を引っ張っちゃうから、 今回は遠慮するね」 |
「協調性を考えている」という 配慮の姿勢を見せながら断る。 ネガティブな印象を避けられる |
| 「次の二次会の〇〇 (カラオケなど)には 絶対参加するから!」 |
誘いを断る代わりに、 別の機会に参加することを宣言。 「付き合いが悪いわけではない」 という姿勢を強調できる |
このように、「嫌い」という感情ではなく、「事情」や「配慮」として伝えることで、周囲との関係を壊さずに断ることができます。
とりあえず、身体的理由を挙げるのが一番角が立たない方法だなぁ、と。
無理して盛り上がらなくてOK!嫌いでも場を壊さないコツ
どうしても参加しなければならない場合、無理に高得点を目指したり、テンションを上げたりする必要はありません。
「場を乱さないこと」に集中すれば、自分も周りもストレスが減ります。
「観客」に徹する時間を作る
自分の投球が終わったら、積極的に周りの人のプレイを褒める、拍手することに集中します。
自分が苦手でも、周りを応援する役割に徹することで、場に貢献でき、ネガティブな印象を回避できます。
- 「ナイスショット!」と声をかける
- ストライクが出たら一緒に喜ぶ
- ガターでも「次いこう!」と励ます
みたいな感じで、サポート役に回るわけです。
自分のペースを守る
慌てて投げようとせず、自分のレーンで無理なく扱える最も軽いボールを選びます。
- スコアを気にせず、「ガターが出ないように投げる」というシンプルな目標に絞る
- 精神的な負担を減らせる
- 焦らずゆっくり投げることで、意外とスコアが伸びることも
無理に高得点を狙わないことで、逆に気持ちが楽になり、結果的に楽しめることもあるんです。
笑顔とリアクションを意識的に
プレイ自体が楽しくなくても、笑顔でいることと、ナイスプレイにリアクションすることは、周りの人との調和を保つための最低限のマナー。
- 無表情でいると場が冷える
- 笑顔でいるだけで周りの印象が変わる
- リアクションは大げさでなくてもOK
まぁ、最低限の社交性は必要ということです。
どうしても付き合いで行くときの”楽な立ち回り方”
付き合いでどうしても参加しなければならないとき、少しでも楽に過ごすための立ち回り方をご紹介します。
| 立ち回り方 | 効果・メリット |
|---|---|
| スコア管理・記録係を 買って出る |
スコアボードの入力係など、 裏方の役割に徹することで、 投球回数を減らしつつ、 「場に貢献している」という 意識を持てる |
| 最も軽いボール、 または子供用グッズの活用 |
自分の手のひらに 載せて投げられる 最も軽いボールを選ぶ。 ガターにならない バンパーレーン(ガード)の 使用を提案するなど、 プレイの難易度を下げる。 肉体的・精神的なストレスを 最小限にできる |
| 終始謙虚な姿勢を貫く | プレイ前後に 「私、本当に下手でごめんね!」 と一言添え、 期待値とプレッシャーを下げる。 ミスをしても笑いに変えやすくなる |
スコア管理係を買って出るのは、かなり有効な手段です。
投げる回数が減るだけでなく、「役に立っている」という満足感も得られます。
なにはともあれ、無理に楽しもうとせず、自分なりの役割を見つけることが大切。
ボウリングが嫌いな人のQ&A

ここからは、ボウリングが嫌いな人からよく寄せられる疑問に答えていきます。
- 「嫌い」という感情が「好き」に変化する可能性はあるのか
- 自分は嫌いでも、子供には体験させるべきなのか
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「嫌い」が「好き」に変化することもある?
はい、十分あり得ます。
ボウリングが嫌いな理由の多くは「下手で恥ずかしい」「スコアが伸びない」という技術的な問題や心理的プレッシャーに起因するため、これらの原因が解消されると、感情は「好き」に変化しやすいと考えられます。
嫌いな原因の解消
嫌いな人の多くは、ストライクやスペアといった「成功体験」が少ないため、楽しさを感じられません。
しかし、フォームの改善や狙い方を意識的に練習することで、アベレージが100や130を超え始めると、その「成長の喜び」が「好き」という感情に直結します。
- 小さな成功体験の積み重ねが自信につながる
- スコアが安定してくると、プレイ自体が楽しくなる
- 周りからの評価も変わり、居心地が良くなる
つまり、技術が向上すれば、自然と楽しくなってくるわけです。
目的の変化
最初は「付き合い」で嫌々参加していても、練習を通して「技術を習得する」こと自体に楽しさを見出すようになり、目標が「みんなと遊ぶ」から「自己成長」へと変化することで、ボウリングへの感情が好転することがあります。
- レジャーから趣味へと変化する
- 目標設定ができると、やりがいが生まれる
- 競技としての面白さに気づく
結論として、「嫌い」は固定的な感情ではなく、「苦手意識」が克服されたり、「楽しさ」を経験したりすることで、「好き」に変わる可能性は非常に高いです。
とはいえ、無理に好きになる必要はありませんけどね。
自分は嫌いでも子供には体験させたほうがいい?
はい、体験させるメリットは非常に大きく、強く推奨されます。
ボウリングが持つ教育的・身体的なメリットは多く、親が苦手だからといって機会を奪うのはもったいないと見なされています。
ボウリングが子供に与えるメリット
ボウリングは、子供の成長にとって多くのプラス要素を持っています。
運動能力・体幹の発達
- ボールを投げる動作は、全身のバランス感覚や体幹を鍛えるのに役立つ
- 左右の腕を交互に使う動作は、脳の活性化につながる
- 重さのあるボールを扱うことで、筋力も自然と養われる
空間認識能力の発達
- レーンのスパット(目印)とピンの位置、ボールの軌道を予測して投げることは、論理的思考力や空間認識能力を養う
- どこを狙えばピンが倒れるか考えることで、戦略的思考が身につく
レジャー性・安全性
- 他のスポーツと比べて怪我のリスクが低い
- 天候に左右されないため、安全かつ手軽に始められる生涯スポーツとして適している
- 年齢を問わず楽しめる
マナー・集中力の育成
- 自分の順番を待つ、ファウルラインを守るといったルールとマナーを学ぶ良い機会になる
- 順番を守ることで、忍耐力も養われる
このように、ボウリングは子供の成長にとって多面的なメリットがあるんです。
親の苦手意識と子供の体験は別
子供向けのボウリング場では、ガターにならないようにするバンパーレーンや、ボールを転がすための補助台が用意されています。
これにより、子供は「下手でピンが倒せない」という挫折感を味わいにくい環境で楽しむことができます。
- バンパーレーンがあれば、必ずピンに当たる
- 補助台を使えば、小さな子供でも投げられる
- 成功体験を積みやすい環境が整っている
親が苦手でも、「これは親の苦手意識とは関係ない、子供の成長にとって良い体験だ」と切り分けて考えることが推奨されます。
正直、親の好き嫌いと子供の可能性は別物なんですよね。
やっぱり、子供には色々な体験をさせてあげることが大切だなぁ、と。
ボウリングが嫌いのまとめ
ボウリングが嫌いなあなたは、決しておかしくありません。
むしろ、楽しそうに見える人の中にも、実は同じ気持ちを抱えながら付き合いで参加している人が多数存在します。
最後に、この記事の要点をおさらいしましょう。
- ボウリングが嫌いな理由は「接待感」「スコアの公開」「技術差」など多岐にわたり、どれも正当な理由
- 嫌いでも隠している人は多く、場の空気を壊さないために「楽しんでいるふり」をしている
- 「苦手」や「身体的理由」を伝えることで、角を立てずに断ることができる
- 無理に盛り上がる必要はなく、観客に徹したり裏方を買って出たりすれば場を壊さない
- スコア管理係や軽いボールの活用など、楽な立ち回り方は存在する
- 嫌いな感情は固定的ではなく、技術向上や成功体験で「好き」に変わることもある
- 親が嫌いでも、子供には体験させるメリットが大きい
ボウリングが嫌いなのは、決して恥ずかしいことではありません。
ただ、周囲との関係を壊さずに上手く付き合う方法を知っておくことで、ストレスを大幅に減らすことができます。
無理に好きになる必要はありませんが、必要に応じて上手く立ち回ることで、あなたの人間関係もより円滑になるはずです。
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