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ボーリングのオープンフレームの意味とは?分かりやすく解説

ボーリングのオープンフレームの意味とは?分かりやすく解説

ボーリングのオープンフレームって、最初は何のことかさっぱりでした。

僕もボーリングを始めたばかりの頃、スコア表を見ても「OPEN」って書いてあって、「開いてるって何が?」って混乱したんですよね。

友達に「オープン多いな〜」なんて言われて、なんとなく良くないことなんだろうなとは思ったんですが、具体的に何がダメなのか分からなくて。

まず最初に要点だけをまとめると……

  • オープンフレームとは、1フレームで2回投げても10本全部倒せなかった状態のこと
  • ストライクやスペア以外の結果は全部オープンフレーム
  • オープンだとボーナス点が付かないからスコアが伸びない
  • スコア表には倒したピンの数がそのまま記録される
  • オープンを減らすには2投目でスペアを狙う意識が大事

この記事では、ボーリング歴12年の僕が、オープンフレームの仕組みから減らし方のコツまで、初心者のあなたにも分かりやすく解説していきますよ。

スコアアップのヒントもたくさん紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ボーリングのオープンフレームの意味とは?

レーンに残ったピンを数える男性

「オープンフレーム」というのは、つまるところボーリングの基本的なスコアリング用語の一つです。

ストライクやスペアと並んで、ゲームの結果を表す重要な概念なんですよね。

ここからは、オープンフレームについて詳しく見ていきましょう。

  1. 10本のピンを全部倒せなかったフレームのこと
  2. ありがちなオープンフレームのパターン
  3. 初心者がオープンフレームを理解しにくい理由

それぞれ順番に解説していきますね。

10本のピンを全部倒せなかったフレームのこと

オープンフレームとは、1つのフレームで2回投げても、10本すべてのピンを倒しきれなかった状態のことです。

ご存じの通り、ボーリングって1フレームにつき最大2回投げられるじゃないですか。

1投目でストライク(全部倒す)が出なかったら、2投目で残ったピンを狙いますよね。

で、その2投目でも残りのピンを全部倒せなかったら、それがオープンフレームになるんです。

ピン太
ピン太
倒せなかったピンが残っているため、そのフレームのスコアが完全(閉じて)いない、だから『オープン(開いた)フレーム』と呼ばれるそうです。

オープンフレームの成立条件

具体的な条件を整理すると、こんな感じになります。

  • 1投目でストライク(X)ではない
  • 2投目で残ったピンをすべて倒せなかった(スペア / ではない)
  • 結果として、フレーム内で倒したピンが9本以下になった

例えば、1投目で7本倒して、2投目で残り3本のうち2本しか倒せなかったとします。

この場合、合計9本しか倒せていないので、オープンフレームになるんですよね。

ピン太
ピン太
ストライクもスペアも取れなかった、つまり「未完了」の状態がオープンフレームなんですね。

スコアへの影響

オープンフレームになった場合、そのフレームのスコアはそのフレームで倒したピンの合計数のみとなり、次以降のフレームの点数が加算されることはありません。

これがめちゃくちゃ重要なポイントなんですよ。

ストライクだと次の2投分、スペアだと次の1投分がボーナスとして加算されるんですが、オープンだとそのボーナスが一切ないんです。

だから、オープンフレームが多いとスコアがぐっと伸び悩んでしまうんですよね。

ありがちなオープンフレームのパターン

オープンフレームって、実はいろんなパターンがあるんです。

正直、僕も初心者の頃はあらゆるパターンでオープンを量産していました。

ここでは、特によく見られるオープンフレームのパターンを紹介しますね。

ガター(溝)に落ちるパターン

初心者に一番多いのが、このガターオープンです。

  • 【例1】1投目はガター、2投目で7本を倒した
  • 【例2】1投目で9本倒したが、2投目がガター

なんか、ボールがすーっと横に流れていってしまう感じ、分かりますよね。

あれ、本当に悔しいんですよ。

チョップ(一部だけ倒す)パターン

1投目でピンを倒した後、2投目で残ったピンの一部だけを倒してしまうパターンです。

例えば、1投目で8本倒して、残り2本のうち1本しか倒せなかったような場合ですね。

スペアを狙う際の「狙いすぎ」や「投げすぎ」が原因で、残ったピンの列を横から払うように当ててしまうんです。

僕もこのパターン、今でもたまにやってしまいます。

1番ピンだけ残るパターン

1投目で1番ピン(先頭のピン)だけが残り、2投目でその1番ピンを外してしまうパターンもあるあるです。

1番ピンを狙う際の「当てに行く」意識が強くなりすぎて、ボールの軌道がずれてしまうんですよね。

まぁ、真ん中の1本だけ残ってるから簡単そうに見えるんですが、意外と難しいんですよ。

ピン太
ピン太
プレッシャーで力んでしまって、かえって外してしまうんですよね。

スプリットからのオープンパターン

1投目でスプリット(ピンが左右に大きく割れた状態)になり、2投目で残りのピンを倒せなかったパターンです。

実は、ほとんどのスプリットはこの結果になります。

パターン 状況 難易度
ガターオープン ボールが溝に落ちた 初心者に多い
チョップ 残りピンの一部だけ倒した 中級者でも起こる
1番ピン残し 先頭ピン1本を外した プレッシャーで失敗
スプリット 左右に割れて倒せない 非常に難しい

スプリット自体が難しすぎるため、意図的にスプリットを回避する技術がないと起こりやすいんですよね。

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初心者がオープンフレームを理解しにくい理由

正直、オープンフレームって概念が最初は本当に分かりにくいんですよ。

僕もボーリングを始めた頃は、「なんで『オープン』って言うんだろう?」って疑問に思っていました。

ここでは、初心者がオープンフレームを理解しにくい理由を解説しますね。

スコア計算の遅延による実感の薄さ

ストライクやスペアはスコアが次の投球に持ち越されるのに対し、オープンフレームはその場でスコアが確定するため、「何も起こらなかった普通の結果」として捉えられがちです。

というか、ボーリングのスコア計算って独特じゃないですか。

  • ストライク:そのフレームのスコアが次の2投分の合計点に依存する
  • スペア:そのフレームのスコアが次の1投分の合計点に依存する
  • オープン:倒したピンの合計数でスコアが即座に確定する

初心者は、ストライクやスペアでスコアが複雑に持ち越される仕組みに意識が向きがちなんです。

で、オープンフレームは単純だから、かえって重要性が分からないんですよね。

でも実際には、このオープンの多さがスコアの伸び悩みの最大の原因だったりするんですよ。

レジャー志向による「ミス」意識の低さ

競技ボウリングでは「スペアを取れない=ミス」という意識が強いんですが、レジャーで楽しむ初心者は違うんですよね。

なぜかというと、レジャーだと「ピンが倒れればOK」という意識が強いから。

だから、スペアを取れなかった結果である「オープンフレーム」を「単なる結果」として受け入れ、スコア上の「大きな機会損失」として認識しにくいんです。

僕も最初は「まぁ、7本も倒せたからいいか」みたいな感じでしたから。

でも、本当はその3本がめちゃくちゃ重要だったんですよね。

ピン太
ピン太
楽しむのは大事ですが、スコアを意識すると上達も早くなりますよ。

用語の分かりづらさ

「オープンフレーム」という言葉自体が、「フレームが開いている」という抽象的な意味合いを持っているんです。

これは、スコアが閉じず、次の投球の結果を待っている状態(ストライクやスペア)とは対照的に、「スコア計算が確定して終わった状態」を指します。

とはいえ、この用語の直感的な意味とスコア上の意味が一致しづらいんですよね。

  • 「開いている」なのに「終わっている」という矛盾
  • ストライクやスペアのような記号(X、/)がない
  • 専門用語として覚えにくい

やっぱり、言葉の印象と実際の意味にギャップがあると、理解を妨げることがあるんですよ。

ボーリングのオープンフレームに関するQ&A

オープンフレームになって落ち込む男性

ここからは、オープンフレームに関してよくある質問に答えていきます。

スコア表の見方や、オープンを減らすコツなど、実践的な内容をお伝えしますね。

  1. スコア表ではどう表示される?
  2. 初心者がオープンフレームを減らすコツは?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

スコア表ではどう表示される?

オープンフレームは、ストライク(X)やスペア(/)のように特別な記号は使われないんです。

結局のところ、そのフレームの投球で倒したピンの合計本数がそのままスコアとして記録されます。

正直、これが初心者を混乱させる原因の一つなんですよね。

投球欄(上段)の表示

スコア表の上段にある各フレームの投球欄には、1投目と2投目で倒したピンの数が記入されます。

  • 1投目:倒したピンの数(例:7本倒したら「7」)
  • 2投目:1投目の残りピンのうち、さらに倒したピンの数(例:残りの3本のうち2本倒したら「2」)
  • ガター:倒したピンが0本のため「-」または「G」と表示される

例えば、1投目で7本倒して、2投目で残りの3本のうち1本を倒した場合、こんな感じになります。

1投目 2投目
7 1

なんか、すごくシンプルでしょ?

でも、この数字を見ただけでは「オープンフレーム」だと分からないから、初心者は混乱するんですよね。

スコア欄(下段)の計算

スコア表の下段には、そのフレームまでの累積スコアが記入されます。

オープンフレームの場合、そのフレームのスコアは「1投目で倒したピン数」+「2投目で倒したピン数」となり、その合計点が直前の累積スコアに加算されます。

さっきの例(1投目7点、2投目1点)の場合、7+1=8点がそのフレームのスコアになります。

で、前のフレームまでの累積スコアに、この8点を足すわけです。

  • 前のフレームまでの累積スコアが30点だったとする
  • オープンフレームで8点獲得
  • 新しい累積スコアは30+8=38点になる

ストライクやスペアと違って、ボーナス点が一切ないから、シンプルな足し算なんですよ。

ピン太
ピン太
オープンだと次の投球のボーナスがないから、スコアの伸びが鈍くなるんですね。

他のフレームとの違い

比較すると、こんな感じになります。

種類 上段の表示 スコア計算
ストライク X – 10点+次の2投分
スペア 7 / 10点+次の1投分
オープン 7 1 8点のみ

とりあえず、オープンフレームは特別な記号がないから、数字だけを見て判断する必要があるんですよね。

初心者がオープンフレームを減らすコツは?

オープンフレームを減らすことは、そのままスコアアップに直結します。

僕がボーリング歴12年で学んだ最大のコツは、「1投目でミスをしても、2投目で確実にスペアを取る(マークを付ける)」ことです。

正直、これができるかどうかでスコアが20点以上変わってきますよ。

2投目でスペアを確実に取りに行く

スペア(2投目で残りピンを全て倒すこと)が取れれば、オープンフレームは回避できるんです。

これがもう、本当に基本中の基本。

  • 残ったピンの方向に対し、体の立ち位置を変えて(アジャストして)、ボールをまっすぐ投げ込む
  • プロもピンに合わせて立ち位置を調整している
  • 「7-10スプリット」のような極端な難関スプリット以外は、2投目をスペアで終えることを最優先にする

なんていうか、1投目が失敗したからって諦めちゃダメなんですよ。

2投目のスペア狙いをしっかり意識するだけで、オープンフレーム率は劇的に下がります。

僕も最初は「もう残り少ないし適当でいいや」って思ってたんですが、それが大間違いだったんですよね。

フォームの再現性を高める(まっすぐ振る)

1投目のミスが減れば、残るピンが少なくなり、2投目のスペアが容易になります。

腕を横に振るのではなく、狙ったスパット(レーン手前の目印)に向けて、腕をまっすぐ振り子のように振ることを徹底しましょう。

具体的なポイントは、こんな感じ。

  • 振り子の意識:腕を自然な振り子のように、力まずに振る
  • 体の向き:体、腕、手が狙いたい方向に対してまっすぐ正面を向いているか確認する
  • スパットを見る:ピンではなく、レーン手前の三角マーク(スパット)を狙う

初心者は狙いと体の向きがずれていることが多くて、そのせいでボールが予期せぬカーブをしたり、ガターになったりするんですよね。

まぁ、僕も最初は体が斜めを向いていたことに気づかなくて、ずっとボールが右に流れてたんですよ。

ピン太
ピン太
フォームの再現性を高めることが、安定したスコアにつながるんですね。

道具の適合性を確認する

意外と見落とされがちなんですが、道具選びもめちゃくちゃ重要なんです。

ハウスボール(ボーリング場に置いてあるボール)を選ぶ際は、指のサイズに合った穴のボールを選ぶことが大切。

  • 穴が大きすぎると、ボールを掴むために余計な力が入ってしまう
  • スイングが不安定になりミス(オープン)の原因になる
  • 指が抜けやすすぎても、抜けにくすぎてもダメ

僕も昔、重いボールの方がピンがたくさん倒れると思って、無理して重いボールを使ってたんです。

でも、それが逆効果だったんですよね。

ちょうど良い重さと穴のサイズを選んだら、スコアがぐっと安定しました。

オープンを減らす練習法

とはいえ、理屈が分かっても実際にできるかは別問題です。

だから、こんな練習法がおすすめですよ。

練習内容 目的 効果
スペア練習 残りピンを確実に倒す オープン回避
立ち位置調整 ピンに合わせて移動 精度向上
フォーム固め 毎回同じ動作をする 安定性アップ
スパット狙い 手前の目印を見る コントロール改善

さすがに、いきなり全部は無理なので、まずは2投目のスペア練習から始めるといいですよ。

で、徐々にフォームを固めていく感じですね。

僕も最初は2投目だけに集中して、それだけでスコアが10点以上上がりました。

ボーリングのオープンフレームのまとめ

ここまで、ボーリングのオープンフレームについて詳しく解説してきました。

最後にもう一度、重要なポイントをおさらいしておきましょう。

  • オープンフレームは1フレームで2回投げても10本全部倒せなかった状態
  • ストライクやスペアと違ってボーナス点が付かない
  • スコア表には倒したピンの数がそのまま記録される
  • ガターやチョップ、スプリットなど様々なパターンがある
  • 初心者は用語の分かりづらさや計算方法で理解しにくい
  • 2投目でスペアを狙う意識がオープン減少の鍵
  • フォームの再現性を高めることが安定につながる
  • 自分に合った道具選びも重要

オープンフレームを減らすことができれば、あなたのボーリングのスコアは確実に上がります。

最初は難しく感じるかもしれませんが、2投目のスペア狙いを意識するだけでも大きな変化がありますよ。

ぜひ、次のボーリングで試してみてくださいね。

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