ボウリングをやったことないって、実は全然変じゃないんですよ。
私の周りにも「一度もやったことない」という友人が何人もいますから。
むしろ最近は、20代や30代でも未経験者が意外と多いんです。
まず最初に要点だけをまとめると……
- 20~30代の未経験者は約3~5%程度いると推定されている
- ボウリングブームは1970年代で、今の若者世代には馴染みが薄い
- 学生時代や職場のイベントがきっかけで経験する人が多い
- 今から始めても全く遅くない、むしろ健康維持にも効果的
- 初心者は気心知れた友人や家族と行くのがおすすめ
- 最低限のマナーとルールだけ覚えれば大丈夫
この記事では、ボウリング未経験者の実態や、これから始める人が知っておきたい基本情報をたっぷりお伝えしていきます。
それでは、具体的に見ていきましょう。
ボウリングをやったことない私は変?

「周りはみんな経験あるのに、自分だけやったことない…」なんて不安に思っていませんか?
でも安心してください。
ボウリング未経験者は若年層にも一定数存在しており、決して珍しくありません。
ここからは、未経験者の実態やボウリングの現状について、データに基づいて詳しく解説していきます。
- 20~30代でも約3~5%が未経験と推定される
- ボウリングブームのピークは1970年代で今は静かな人気
- 学生イベントや職場行事がきっかけになることが多い
- 生涯スポーツとして今から始めるメリットは大きい
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
20~30代の未経験者の割合(推定)
「ボウリングって、みんなやったことあるものでしょ?」
そう思っている人も多いかもしれませんが、実はそうでもないんです。
文部科学省の令和4年度Sport in Life推進プロジェクト報告書によると、大学生や若年層を対象にしたスポーツ参加調査では、ボウリング未経験者は全体の約3~5%程度と推定されています。
つまり、100人いたら3~5人は未経験ということ。
さらに、スポーツ庁の「スポーツの実施状況等に関する世論調査」を見ると、もっと興味深いデータが出てきます。
| 年代 | 年1回以上の実施率 | 実施していない人の割合 |
|---|---|---|
| 20代 | 約10% | 約90% |
| 30代 | 約9% | 約91% |
なんと、過去1年間でボウリングをしていない人は、20~30代で約90%にも上るんです。
もちろん「過去にやったことはあるけど、最近はやっていない」という人も含まれていますが、それでもボウリングが今の若者にとって日常的な娯楽ではなくなっていることがわかります。
日本ボウリング場協会のデータでも、利用者数はピーク時の約1/10にまで減少しているそうです。
つまり、こういうこと。
- 完全な未経験者も一定数いる
- 経験はあっても最近やっていない人が圧倒的多数
- ボウリングは「みんながやっている娯楽」ではなくなった
- 未経験でも全く変ではない時代になっている
だから、あなたが未経験でも何もおかしくないんですよ。
ボウリングブームははるか昔のこと
「昔はボウリング場がたくさんあった」なんて話、親世代から聞いたことありませんか?
実は、日本には大きなボウリングブームが2回ありました。
まぁ、それもかなり昔の話なんですけどね。
第一次ブームのピークは1972年で、当時は年間7億2,000万人がボウリング場を利用していました。
想像してみてください。
今の日本の人口が約1億2000万人ですから、当時は本当に国民的レジャーだったわけです。
| 時期 | 状況 |
|---|---|
| 1972年(ピーク時) |
年間利用者数 |
| 現在(2024年) |
年間利用者数 (ピーク時の約1/5以下) |
その後バブル期にも盛り上がりましたが、徐々にブームは衰退していきました。
ボウリング場の施設数も、ピーク時の約1/5にまで減少しています。
つまるところ、こういう背景があるんです。
- 全盛期は1970年代で、今の20~30代の親世代や祖父母世代が主なプレイヤーだった
- レジャーの多様化とともに、ボウリングは生活圏から遠ざかった
- 施設が減ったことで、体験する機会も自然と減少した
- 現在は大規模な流行はなく、庶民的な趣味として静かに親しまれている
だから、今の若者がボウリングを経験していないのは、社会構造やレジャー文化の変化から見て自然な流れなんです。
決して「変」なんかじゃありません。
世間の人はいつ・どこで・どんなきっかけでプレイしたか
「じゃあ、経験した人はどんなきっかけで行ったの?」
そう思いますよね。
実は、ボウリングって「自分から積極的に行く」というより、誰かに誘われて行くパターンが圧倒的に多いんです。
私の知り合いに「初めてボウリングに行った相手」を訊いてみると、家族や友達がほとんどでしたね。
具体的なきっかけとしては、こんな感じ。
学生時代のイベント
- 部活の打ち上げや打ち込み会
- クラスレクリエーションや遠足
- 卒業旅行や修学旅行の自由時間
- サークルの新歓イベント
学生時代は、大人数で楽しめる場所として選ばれることが多いんですよね。
私も初めてのボウリングは高校の体育祭の打ち上げでした。
職場のイベント
- 歓送迎会や忘年会の二次会
- 部署の親睦会やチームビルディング
- 社内レクリエーション大会
- 取引先との接待
社会人になると、コミュニケーションツールとして利用されることが増えます。
やっぱり、安価でわいわい楽しめる手軽さが魅力なんでしょうね。
プライベートの遊び
- 友人グループでの週末の遊び
- デートスポットとして
- 家族でのレジャー
- 映画や食事とセットでのお出かけ
多くの人が「個人で思い立って行く」というより、「団体行動や親睦の場で、選択肢の一つとして」ボウリングを経験しているわけです。
だから、学生時代や社会人初期にそうした団体行動の機会がなかった人は、自然と未経験のままになっているんですね。
これも全然おかしなことじゃありません。
今からでもやったほうがいい理由
「でも今さら始めても…」なんて思っていませんか?
とんでもない!
ボウリングは、今から始めても全く遅くないスポーツなんです。
むしろ、スポーツ庁が推進する「生涯スポーツ」として、健康維持や社会交流の面で大きなメリットがあります。
生涯スポーツとしての価値
ボウリングの最大の魅力は、年齢や体力に関係なく楽しめることです。
- 運動負荷が比較的低く、激しい動きが少ない
- 屋内施設なので天候に左右されない
- 老若男女問わず一緒に楽しめる
- マイペースで続けられる
スポーツ庁の生涯スポーツ推進方針でも、こうした特徴が評価されているんですよ。
健康維持・促進効果
「ボウリングって運動になるの?」と思うかもしれませんが、実はしっかり全身運動なんです。
- ボールを投球する動作で全身の筋肉を使う
- 特にインナーマッスルや体幹の強化に効果的
- 有酸素運動に近い要素もあり、適度なカロリー消費につながる
- 集中力や動体視力の維持にも役立つ
1ゲームで歩く距離は意外と長く、3ゲームもやればかなりいい運動になりますよ。
コミュニケーションツールとしての機能
これが個人的には一番大きいと思うんですが、ボウリングって人とのつながりを作りやすいんです。
- 複数人でプレイし、スコアを競い合える
- 初対面の人ともすぐに打ち解けられる
- 会話しながら楽しめる適度な間合いがある
- 上手い下手に関係なく盛り上がれる
職場の人間関係や友人関係を深めるツールとして、本当に優秀なんですよね。
結局のところ、ボウリングは「いつ始めても遅くない、むしろ始めないともったいない」スポーツだと言えます。
健康面でも、社会生活の面でも、メリットは盛りだくさんです。
ボウリングをやったことない人のQ&A

「よし、じゃあボウリング行ってみようかな」
そう思ったあなた、ちょっと待ってください。
初めてだと、色々と不安がありますよね。
ここからは、ボウリング未経験者がよく抱く疑問について、一つずつ丁寧に答えていきます。
- 最初は誰と行くのがいいのか
- 初めて行く場合に最低限覚えておくべきこと
- 始めるのが遅くても上達できるのか
これを読めば、初ボウリングへの不安がぐっと減るはずです。
最初は誰と行くのがいい?
「初めてのボウリング、誰と行けばいいんだろう…」
これ、めちゃくちゃ大事な問題ですよね。
なんていうか、一緒に行く相手次第で、初ボウリングが楽しい思い出になるか、トラウマになるかが決まると言っても過言じゃありません。
結論から言うと、心理的な安全性を考えて「家族」または「気心の知れた友人」と行くのが最適です。
家族と行くメリット
家族が最もおすすめな理由は、こんな感じ。
- 下手な投球を笑わない、むしろ応援してくれる
- スコアや技術を気にせず、純粋に楽しむことに集中できる
- 失敗しても恥ずかしくない安心感がある
- 子どものイベント感覚で楽しめる
家族なら「ガターばっかりで恥ずかしい…」なんて気を使う必要がないですからね。
友達と行くメリット
気心知れた友人もいい選択肢です。
- 程よい競争心を持って楽しめる
- 日時の都合がつきやすい
- 同じ初心者同士なら、一緒に笑い合える
- レジャーとしてのワクワク感を共有できる
ただし、友達を選ぶときは要注意。
「あなたの失敗を笑わない、優しい友人」を選ぶことが大切です。
経験者の先輩と行くメリット
もし周りにボウリング経験豊富な先輩がいるなら、その人と行くのもアリです。
- ルールやマナーを教えてもらえる
- 簡単な投げ方のコツを学べる
- スムーズに導入できて安心
- 困ったときにすぐ聞ける
ただ、さすがに上級者やプロ級の人と行くのは避けたほうがいいかも。
レベル差がありすぎると、逆にプレッシャーになっちゃいますからね。
| 相手 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 家族 | 心理的な安心感 | 特になし |
| 気心知れた友人 | 程よい競争を楽しめる | 相手選びが重要 |
| 経験者の先輩 | 指導を受けられる | レベル差に注意 |
初めての場合、「スコアが低くても気にしない」という安心感が何より大切です。
だから、あなたの失敗を笑わない、温かく見守ってくれる少人数の相手を選びましょう。
大人数のグループや、あまり親しくない人との初ボウリングは避けたほうが無難ですよ。
初めて行く場合、最低限何を覚えていけばいい?
「ボウリング場に着いたはいいけど、何をどうすればいいのか全くわからない…」
そんな状態にならないよう、最低限の知識は頭に入れておきましょう。
とはいえ、難しいことを覚える必要は全くありません。
複雑なスコア計算よりも、「安全と快適なプレイのためのマナー」を覚えておけば十分です。
基本的なルール
まず、ボウリングのルールはシンプルです。
- 1ゲームは10フレーム(10回の区切り)で構成される
- 9フレーム目までは最大2投できる
- 10フレーム目だけは最大3投できる
- スコア計算は自動で表示されるので覚える必要なし
「ストライク」は1投目で全部倒すこと、「スペア」は2投目で残りを全部倒すこと。
これだけ知っていれば、とりあえず大丈夫です。
絶対に守るべきマナー
ボウリングは、ルールよりもマナーが重視されるスポーツなんです。
これさえ守れば、周りから白い目で見られることはありません。
右側優先の原則
これが最も重要なマナーです。
- 隣のレーンと同時に投球しようとした場合、右側のレーンにいる人が優先
- 左側にいる人は、右側の人が投げ終わるまで待つ
- これは衝突防止と集中力維持のため
まぁ、慣れないうちは周りを見ながらゆっくり投げれば問題ないですよ。
アプローチに関する注意
アプローチとは、助走して投球するエリアのこと。
- 投球者以外は上がらない(危険防止)
- 飲食は厳禁(滑って転倒する危険がある)
- 投球後はすぐに戻る(次の人を待たせない)
特に飲み物をこぼすと、滑り止めが効かなくなって超危険です。
ファールライン厳守
- レーンとアプローチの境にある線を絶対に踏み越えない
- 踏み越えた投球は0点になる
- 安全上の理由からも重要
ファールライン、意外と踏んじゃいそうになるんですよね。
最初のうちは、ちょっと手前で止まるくらいの感覚でOKです。
| 項目 | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 右側優先 | 右の人を 先に投げさせる |
衝突防止 集中力維持 |
| アプローチ | 投球者以外 上がらない 飲食禁止 |
危険防止 転倒防止 |
| ファールライン | 絶対に 踏み越えない |
ルール 安全確保 |
その他の基本知識
あとは、こんなことを知っておくといいですよ。
- 靴とボールは受付で借りられる(靴のサイズと指のサイズを伝える)
- 服装は動きやすければ何でもOK、特別な服は不要
- ボールの重さは、女性なら9~11ポンド、男性なら12~14ポンドが目安
- 投げ方は最初は適当でOK、楽しむことが最優先
結局のところ、ボウリングで本当に大切なのは「他の人の邪魔をしない」「危険なことをしない」この2点だけ。
難しく考えず、マナーを守って楽しめば大丈夫です。
始めるのが遅くても上達できる?
「20代後半から始めて、今さら上手くなれるのかな…」
そんな心配、全く無用です。
というか、ボウリングは始める時期が遅くても、十分に上達できるスポーツなんですよ。
年齢や体力差に関係なく誰でも楽しめる「生涯スポーツ」だからこそ、何歳から始めても遅いということはありません。
年齢制限がないスポーツ
ボウリングの素晴らしいところは、年齢制限が一切ないことです。
- 小さな子どもから高齢者まで、誰でもプレイできる
- 体力的な負担が少なく、激しい動きが不要
- シニア層にも人気が高い
- 健康ボウリング教室では60代以上の参加者も多い
実際、健康ボウリング教室では、平均年齢が60代を超える参加者が熱心に練習し、スコアをどんどん向上させているんです。
60代から始めても上達できるんだから、20代や30代なら余裕ですよね。
技術向上の再現性
ボウリングが上達しやすい理由は、技術がモノを言うスポーツだからです。
- 筋力だけでなく、フォーム・リリース・タイミングが重要
- これらの技術は適切な指導で誰でも習得できる
- 反復練習による改善が年齢に関係なく可能
- 経験と技術の積み重ねがスコアに直結する
つまり、力任せに投げるんじゃなくて、正しいフォームとコツを身につければ、誰でも上手くなれるんです。
私も最初はガターばっかりでしたが、基本を教わってから一気にスコアが伸びました。
道具の重要性
実は、道具を変えるだけで劇的に変わります。
- ハウスボール(貸し出しボール)は誰の手にもフィットしない
- マイボールと専用シューズに切り替えるだけで安定度が向上
- 自分の手にフィットしたボールは投げやすさが段違い
- 年齢に関係なく、正しい道具で投球精度アップ
もちろん、最初からマイボールを買う必要はありませんが、続けたいと思ったら検討してみる価値はありますよ。
上達のためのポイント
遅く始めても上達するためには、こんなアプローチがおすすめです。
- ボウリング場のレッスンや教室に参加する
- 基本のフォームをしっかり身につける
- 無理に力を入れず、リラックスして投げる
- 定期的に通って感覚を維持する
- 上手い人の投げ方を観察して真似してみる
やっぱり、独学よりも誰かに教わったほうが上達は早いです。
最近は初心者向けのレッスンも充実していますし、丁寧に指導してくれるスタッフさんも多いんですよ。
| 要素 | ポイント |
|---|---|
| 年齢 | 何歳からでも始められる 制限なし |
| 技術 | フォーム重視 力より技術 誰でも習得可 |
| 道具 | マイボールと 専用シューズで大きく変わる |
| 練習 | レッスン参加 定期的な練習 継続が鍵 |
結論として、ボウリングは始める時期が遅くても全く問題ないスポーツです。
むしろ、技術と経験の積み重ねがスコアに直結するからこそ、何歳からでも成長を実感できるんです。
「今さら…」なんて思わず、気軽に始めてみてください。
きっと、思った以上に楽しめますよ。
ボウリングをやったことないのまとめ
さて、ここまでボウリング未経験者の実態や、これから始める人に向けた情報をたっぷりお伝えしてきました。
最後に、この記事のポイントをおさらいしておきましょう。
- 20~30代でも約3~5%は未経験で、全く変ではない
- ボウリングブームは1970年代で、今は静かな人気
- 多くの人が学生イベントや職場行事で経験している
- 生涯スポーツとして健康維持や社会交流に効果的
- 初めては家族や気心知れた友人と行くのがベスト
- 最低限のマナーとルールだけ覚えれば十分
- 始めるのが遅くても技術次第で十分上達できる
ボウリングをやったことないからといって、恥ずかしがる必要は全くありません。
今の時代、未経験者は珍しくないですし、むしろこれから始める人のほうが、新鮮な気持ちで楽しめるかもしれませんよ。
友達や家族に誘われたら、ぜひ前向きに挑戦してみてください。
きっと、想像以上に楽しい時間が過ごせるはずです。
なにはともあれ、最初の一歩を踏み出すことが大切。
この記事があなたの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
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