ボウリングが上達しないって悩んでいる人、実は僕もその一人なんです。
12年もやってるのに、いまだにアベレージは低いまま。
「なんでこんなに続けてるのに上手くならないんだろう」って思うこと、何度もありました。
でもですよ、僕みたいに下手でも続けている人がいるのには理由があって、それは「楽しい」っていう気持ちが勝つからなんです。
まず最初に要点だけをまとめると……
- ボウリングが上達しない原因は技術面だけじゃない
- ボール選びやフォームの「思い込み」が成長を止めている
- 運動神経より大事なのは「再現性」と「分析力」
- 下手でも続けられる理由は「楽しさ」にある
- 上達のコツは自分に合った方法を見つけること
この記事では、僕みたいに何年やっても上手くならない人のために、上達しない原因を徹底解説していきます。
技術的な問題から、メンタル面、さらには「なぜ下手なのに続けられるのか」という本音まで、赤裸々にお伝えしますよ。
それでは、具体的な原因を見ていきましょう。
ボウリングが上達しない5つの原因と下手な人の特徴

ボウリングが上手くならない理由って、実は技術だけじゃないんです。
道具選びから投げ方、そして考え方まで、つまずくポイントはいくつもあります。
ここでは特に多くの人が引っかかる5つの原因を順番に解説していきますね。
- 自分に合わないボールを使っている
- 助走が毎回バラバラで安定しない
- 狙う場所を間違えている
- 力みすぎて不自然な投げ方になっている
- 理想のフォームに固執しすぎている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ボール選び(重さ、指穴、特性)が適切でない
ボウリングが上達しない最大の原因の一つが、実はボール選びのミスなんです。
僕も最初の頃、「重いボールの方がピンが倒れるだろう」って思い込んで、無理して重いボールを使ってました。
でも、それが大きな間違いだったんですよね。
重すぎるボールは百害あって一利なし
レンタルボールで、自分の体格に合わない重いボールを使うと、まずコントロールが効かなくなります。
特に女性が男性用のボールをそのまま使っているケースでは、スイングが安定せず、リリースのタイミングもズレてしまうんです。
結果として、狙った場所に投げられないどころか、アベレージがどんどん下がっていく悪循環に。
指穴が合わないと力んでしまう
親指の穴が大きすぎると、無意識に「ボールを落とさないように」って力んでしまいます。
この力みが、スムーズなリリースを妨げる最大の敵なんです。
逆に小さすぎても、指が抜けなくて変なタイミングで離れてしまう。
指穴のフィット感って、思っている以上に大事なんですよね。
ボールの特性を理解していない
ボールには「曲がりやすいもの」と「まっすぐ進むもの」があります。
たとえば、スピードが遅いのにオイルに強い(曲がりやすい)ボールを使うと、途中で回転を失ってしまうロールアウトという現象が起きるんです。
これ、結構みんなやっちゃってるミスなんですよね。
- 自分の投球スピードに合ったボールを選ぶ
- 指穴は「ちょっときついかな」くらいがベスト
- レンタルボールでも、毎回同じものを使う
- マイボールを作るなら、プロショップで計測してもらう
アプローチ(助走)の再現性が低い
ボウリングで一番大事なのは、実は「再現性」なんです。
なんていうか、毎回同じように投げられるかどうかが、スコアを安定させる鍵になるんですよね。
でも下手な人(僕を含めて)って、助走が毎回バラバラなんです。
歩数が定まらない
ボウリングが下手な人の共通点として、助走の歩数が毎回違うことが挙げられます。
3歩で投げたり、5歩で投げたり、気分でコロコロ変わってしまう。
これじゃあ、体のバランスもタイミングも毎回違ってきちゃいますよね。
まずは4歩助走など、投げる際の歩数を固定することから始めるのがおすすめです。
ファウルラインへの意識が足りない
ファウルライン(投球禁止線)を恐れて、手前で投げてしまう人も多いんです。
僕も最初の頃、「ラインを越えたらブザーが鳴って恥ずかしい」って思って、かなり手前から投げてました。
でも、これだと正しい体重移動ができないんですよね。
最後のスライド(滑り)の距離が長すぎても、ボールに力が伝わらなくなってしまいます。
- 助走の歩数を固定する(4歩がおすすめ)
- スタート位置に毎回目印をつける
- ファウルラインギリギリまで近づく練習をする
- 鏡やスマホで自分のフォームを確認する
狙う位置(ターゲット)が間違っている
ボウリングが上手い人と下手な人の決定的な違い。
それは、「どこを見て投げているか」なんです。
さすがに12年もやってると、この差は痛いほど分かるようになりました。
ピンを直接狙ってしまう
初心者や下手な人(僕も含めて)は、まずピンを直接狙います。
でも、ピンって遠いんですよ。
遠くにあるピンに正確にボールを運ぶのは、プロでも難しいんです。
上手な人は、ボールの軌道を確保するために、レーン上の目印を利用しているんですよね。
スパット(矢印)を活用していない
レーンの手前にはスパット(矢印のマーク)があります。
上達のコツは、このスパットを目印にすること。
立ち位置と狙うスパットをセットで考えることで、ボールの軌道が安定するんです。
ただし、プロの中には「一か所だけに集中しすぎる」のも良くないという意見もあります。
ピンだけ、またはスパットだけに固執すると、レーンコンディションの変化に対応できなくなっちゃうんですよね。
- まずはスパット(矢印)を狙う練習をする
- 立ち位置とスパットの組み合わせをメモする
- ピンとスパット、両方を意識する柔軟性を持つ
- レーンのオイルの状態で狙う位置を調整する
リリース動作に力が入りすぎる、または不自然なスイングになっている
「ピンを倒したい」という気持ちが強すぎると、やっぱり力が入っちゃうんですよね。
でも、力任せに投げても、ボールはまっすぐ飛んでくれません。
むしろ、スムーズな投球を妨げてしまうんです。
ボールを「ドン」と落としてしまう
歩数とスイングが連動していないと、ボールがスムーズに押し出されず、「ドン」と手前で落ちてしまいます。
僕も何度も経験がありますが、これって本当に恥ずかしいんですよ。
周りの視線が痛いし、ボールの勢いもなくなってピンが倒れない。
力の抜き方が重要で、ボールの重さに逆らわず、スイングの慣性に任せてステップすることが大切なんです。
手首の角度が不安定
手首を固めすぎたり、逆にグラグラさせたりすると、失敗しやすくなります。
リラックスして、自然な振り子運動(スイング)を意識することが大事。
なんていうか、ボールに振られるくらいの感覚がちょうどいいんですよね。
- 力を抜いて、ボールの重さに任せる
- 振り子のように自然なスイングを心がける
- 手首の角度は無理に固めない
- リリース後も腕を振り切る
特定の情報や理想のフォームに「こだわりすぎる」
技術的な問題とは別に、上達を阻む「考え方」の問題もあるんです。
これ、意外と見落とされがちなんですよね。
プロのフォームを真似しようとしすぎる
YouTubeでプロボウラーの動画を見て、「よし、このフォームを完コピしよう」って思ったこと、ありませんか。
でも、プロと僕たちでは体格も筋力も違うし、何より練習量が桁違いなんです。
理想のフォームを追求することは良いんですが、自分の体に合っていないフォームに固執すると、かえって上達しない原因になってしまいます。
情報過多で混乱している
ネットで検索すると、ボウリングの上達法って山ほど出てきますよね。
「こうすればストライクが取れる」「この投げ方が最強」みたいな情報が溢れてる。
でも、それを全部試そうとすると、結局何が正解か分からなくなっちゃうんです。
ボウリングには「絶対的な正解」はなくて、様々な情報を試してみて、自分に合うものを取捨選択することが重要なんですよね。
難しく考えすぎている
スコアが低い人ほど、複雑に考えすぎてしまう傾向があるんです。
まずはストライクにこだわらず、「2回で10本倒し切る」というシンプルなメンタルで取り組むこと。
これが、かえって上達につながる場合もあるんですよ。
- プロのフォームは参考程度にとどめる
- 自分の体格や癖に合った投げ方を見つける
- 情報を詰め込みすぎず、一つずつ試す
- ストライクより、まずスペアを確実に取る
ボウリングが上達しないことに関するQ&A

ここからは、上達に関するよくある疑問にお答えしていきます。
「自分だけじゃないんだ」って思えると、ちょっと気が楽になりますよね。
- 上達しないからやめる人は実際多いのか
- 運動神経が悪いと上達できないのか
- 下手なのになぜ続けられるのか(筆者の場合)
上達しないからやめる人も多い?
正直に言うと、上達しないからやめる人は一定数います。
具体的な統計データはないんですが、ボウリング専門のプロショップやウェブマガジンの記事を見ると、「面白くない時期」を乗り越えられずに辞めていく人が多いことが分かります。
「面白くない時期」が挫折の原因
スコアが伸び悩む停滞期って、誰にでも訪れるんです。
でも、この時期に「これ以上成長がない」「自分には才能がない」って感じてしまうと、続けるモチベーションを失ってしまうんですよね。
たしかに上達しないとつまらないし、自然と足が遠のいて、多くの人がこの時期に挫折して辞めてしまうのかもしれません……。
心理的な要因での挫折も多い
上達の停滞だけじゃなく、心理的な要因で辞める人もいます。
- 「上には上がいる」と実感して、目標との差に挫折する
- ミスをした際に「練習しても無駄」「向いていない」と自分を責める
- ネガティブな思考パターンにハマって、楽しめなくなる
- 周りと比較して、劣等感を感じてしまう
つまるところ、技術的な問題だけでなく、「面白くない」「向いていない」という心理的な壁が、ボウリングを続けるかどうかの判断に大きく影響しているんです。
運動神経の良し悪しはどれくらい影響する?
「運動神経が悪いから、ボウリングも上達しない」って思い込んでいませんか。
実は、ボウリングにおいて運動神経の影響は、思っているほど大きくないんです。
ボウリングに必要なのは「空間認識能力」
野球やサッカーみたいに、激しい瞬発力や動体視力を必要とするスポーツと比べると、ボウリングは違います。
ボウリングで重要なのは、目から入った情報を正確にとらえ、次の動作に活かす空間認識能力なんです。
レーンのコンディションやボールの軌道を分析して、立ち位置や狙うスパットを決定する。
この能力は、運動神経というより、観察力や分析力に近いんですよね。
リズム感とバランス感覚が大事
ボウリングは、正確なリズムを刻む助走(アプローチ)が必要です。
リズム感やバランス感覚を保つことで、投球の安定性(再現性)が高まります。
これらの能力は、運動神経が良くなくても、練習で十分に身につけられるものなんです。
少ない運動量で楽しめる
ボウリングは、スポーツが苦手な人でも気軽にできます。
3ゲーム投げた際の運動量は、ジョギングや散歩と同程度(距離にして数km)。
運動能力が高くなくても、継続しやすいスポーツなんですよね。
- 運動神経より、観察力と分析力が重要
- リズム感やバランス感覚は練習で身につく
- 反復練習でフォームを安定させることが大事
- 運動神経に自信がなくても、十分上達可能
ただし、運動音痴の人にとって、「自分の順番が必ず発生し、注目を浴びる」「スコアという運動音痴発見装置が存在する」というプレッシャーを感じやすいという側面もあります。
まぁ、これは慣れの問題なんですけどね。
ピン太(筆者)は下手なのになぜ続けているの?
正直に言います。
僕はかれこれボウリング歴12年ですが、アベレージは低いままです。
「12年もやってるのに、まだそんなに下手なの?」って思われるかもしれません。
でも、続けてるんですよね。
「楽しい」気持ちが勝つから
一番の理由は、シンプルに「楽しいから」なんです。
上手くなりたいという気持ちより、「楽しい」という気持ちが勝るから、続けられているんです。
ストライクを取ったときの爽快感、ピンが倒れる音、仲間とワイワイ言いながら投げる時間。
これが、僕にとってのボウリングの魅力なんですよね。
上達だけが目的じゃない
もちろん、上手くなりたい気持ちはあります。
でも、それが全てじゃない。
とはいえ、下手だからこそ分かることもあるんです。
- 下手な人の気持ちが理解できる
- 小さな成長を喜べる
- 「楽しむこと」を忘れない
- プレッシャーを感じず、リラックスして投げられる
結局のところ、ボウリングって競技じゃなくて、レジャーなんですよ(僕にとっては)。
なにはともあれ、楽しければそれでいいんです。
上達することも大事ですが、「楽しむこと」を忘れないでほしいんですよね。
ボウリングが上達しないのまとめ
ボウリングが上達しない原因と、下手でも続けられる理由について解説してきました。
最後に、この記事の内容をおさらいしておきましょう。
- ボール選びのミスが上達を妨げている
- 助走の再現性が低いとスコアが安定しない
- 狙う位置はピンではなくスパットを意識する
- 力を抜いて自然なスイングを心がける
- 理想のフォームに固執せず、自分に合った投げ方を見つける
- 上達しないからやめる人は一定数いる
- 運動神経より観察力と分析力が重要
- 下手でも「楽しい」気持ちがあれば続けられる
ボウリングが上達しない理由は、技術面だけでなく、道具選びや考え方にもあります。
でも、一番大切なのは「楽しむこと」を忘れないことなんです。
上達することも素晴らしいですが、楽しみながら続けることが、結局は上達への近道になるんですよね。
あなたも、自分なりのボウリングの楽しみ方を見つけてください。
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